閉経に伴う病気や症状をチェック

閉経は更年期のちょうど真ん中に位置します

 「更年期」や「更年期障害」という一言葉は、皆さんも、もうおなじみだと思います。
ではいつから更年期では更年期はいつごろから始まるのか、閉経はいつなのか、更年期障害とはいったいどんな症状が出てくるのかということになると、いまひとつあやふやな認識が多いのではないでしょうか。よく、更年期とは閉経してから始まるもの、と勘違いしているかたがいらっしゃいますが、それは更年期後期をさします。更年期とは閉経をはさんだ前後約叩年間のことをいいまずから、まだ月経があるうちから、もう更年期は始まっているのです。
わかるとおり「閉経」は更年期のど真ん中といっていいでしょう。

閉経時期には注意を!高血圧、動脈硬化。

 閉経時期になると女性ホルモンが急激に減少してくるため、大多数の人はさまざまな不定愁訴に悩まされるということは
周知の事実だと思います。そのうえで、皆さんに一つ注意してほしいことがあります。それは、これらの症状が出てきたとき、自分かってに判断して、すべてを閉経の時期、更年期の時期せいと片づけないでいただきたいということです。
閉経、更年期に起こる不定愁訴がすべて更年期障害とは限りません。

 

 このころはまた、高血圧や動脈硬化などの成人病がふえてくる時期でもあるからです。
血圧は加齢とともに上昇していきまずから、これまで血圧が正常だった人も更年期を迎えるころには上がってきます。それとともに、この時期は女性ホルモンのバランスが乱れて自律神経の働きが不安定になってきまずから、ますます高血圧になりやすいのです。
動脈硬化も同じです。血清LDL(悪玉コレステロール)を低下させる女性ホルモンの分泌が減少してくるために、血中の総コレステロールがふえてきます。エストロゲンはまた、血清HDL(善玉コレステロール)を増加させる働きを持っているのですが、これが減少すると、血管にコレステロールがたまりやすくなり、血管が細くなり、高血圧や、心筋梗塞や脳梗塞を起こしやすくなります。
高血圧や動脈硬化の症状は更年期障害と似ていまずから、病気のサインが出ているのに「きっと更年期だわ」とあなどると、命とりになりかねません。もし、気になる不定愁訴があらわれたときは、婦人科や内科など、まず専門の科の診断を受けましょう。きちんと検査してなんともないといわれて初めて、閉経や更年期の症状だと考えていただきたいのです。

自覚症状がなく進んでいく病気

 閉経時期や更年期の女性によく見られる病気で、近年注目されているものに骨粗鬆症があります。
これは圧倒的に更年期以降の女性に多い病気で、40代ぐらいから徐々にふえ始め、50代、60代と年をとるにつれて増加していきます。
そして、60代の女性では40%以上の人が発症します。女性ホルモンのエストロゲンは骨を丈夫にする役割がありますから、それが減り始めるのに比例してこの病気がふえてくるわけです。
 かくいう私も、50代のときに大学病院で骨量を測ったことがあります。自慢にはなりませんが、りっぱな骨粗鬆症と診断されました。
50代でありながら、70代の骨だといわれたときは少しショックでした。更年期のころ、ほかの症状はたいしたことがなかったのに、体のふしぶしが痛くて痛くてどうしょうもなかったのは、骨がもろくなっていたせいだと、そのとき気づきました。それ以来、カルシウムをとり、なるべく歩いて体を動かすようにしていますが、それでも、この数年間でもう3回も骨折しています。もっとも、これは骨がもろいだけでなく、私自身のそそっかしきも原因ですが。そんなわけで、女性ホルモンの分泌が減ってくるにつれて、女性の骨はどんどんもろくなっていきます。あるとき、ちょっと転んだだけでポキツと簡単に手や足の骨が折れたりするのはそのためです。
ただし、骨粗鬆症は、みんながみんな、骨折というはっきりした形であらわれるわけではありません。

閉経をもっと詳しく知りたい

 更年期や更年期障害については、インターネットや書籍、またかかりつけの婦人科の先生などからのアドバイスなどでそこそこの知識を持たれている方は多いと思います。しかし、閉経に至ってはなんとなくではっきりと認識されている方は少ないと思います。更年期障害も閉経の前後で症状や気をつけたい病気が異なりますし、自分のどのような症状が現れたら閉経なのか?また、どのようなことに注意しなければならないのか?閉経については閉経女性お助けラボで詳しく説明されていますので、そちらをご覧いただければと思います。